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映画『ハウルの動く城』鑑賞

野暮用で渋谷に行ったら、昨日から宮崎駿監督・映画『ハウルの動く城』が公開されたことを知り、けっこう朝早かったので席も空いていたし、ということで成り行きで見ることに*1。 大まかな物語の構図として 控えめで慎ましやか、でも芯の強い少女が 偶然にも…

映画『変身』鑑賞

(映画のネタばれ注意) ユーロスペースで今日・13日から公開の映画『変身』を見に行った。『変身』とはあの「ある朝、グレーゴル・ザムザがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した」の一節から始ま…

映画『アトミック・カフェ』鑑賞

森達也氏が紹介・推薦されていた映画『アトミック・カフェ』(1982)が渋谷のユーロスペースで9月からレイトショーで上映されているのをようやく知り観てきました。 この映画は1940〜50年代のアメリカ政府が作成した映像を編集しただけの映画なのです…

映画『チルソクの夏』鑑賞

昨日から東京で劇場公開が開始された映画『チルソクの夏』(03、佐々部清監督)を見てきた。 長くなるが前置きとして次のものを紹介したい。僕は2000年刊行の宮台真司氏の『援交から革命へ―多面的解説集』の中に収録されている氷室冴子『海がきこえる』文…

映画『東京ゴッドファーザーズ』鑑賞

2003年11月あたりに劇場公開され、そのときは気づかずに終了してしまっていた今敏(こん・さとし)監督作品『東京ゴッドファーザーズ』がお台場メディアージュで再映がされていることを知り、わざわざお台場まで遠出して見に行ってきました。 今敏監督は『パ…

映画『グッバイ、レーニン!』鑑賞

恵比寿ガーデンシネマにヴォルフガング・ベッカー監督の映画『グッバイ、レーニン!』を見に行く。600万人を動員しドイツの歴代興行収入を塗り替えた本作品は、東京でも公開開始から1ヶ月経つにもかかわらず特に休日は全回満員ということを聞いていたので早…

映画『花とアリス』鑑賞

岩井俊二監督・映画『花とアリス』を日比谷スカラ座に見に行った。 端的な感想として、ネットムービー版の切迫感が心地よかったせいかセカンド・インパクトは弱かった。あくまで僕個人としては、ネットムービー版のほうが短くかつ背景が省略されていた分だけ…

映画『息子のまなざし』鑑賞

いやはや凄い映画を見てしまった。ネオリベさんたち必見だと思う。 僕が見る前に知っていた情報は、中高年の男性が少年を物陰から見つめるシーン。もうひとつは中高年男性がその少年を「何もしないから」と追いかけるシーン。そして映画のポスターには「人を…

映画『1980』鑑賞

テアトル新宿のKERAハチマルナイトに参加。23:00から深夜に?映画『1980』の上映、?ケラリーノ・サンドロビッチ監督と俳優・みのすけ(ナイロン100℃所属)の対談、?演劇『1979』のプロジェクター上映という豪華イベントがあった。これに参加するために『1…

映画『昭和歌謡大全集』鑑賞

渋谷シネアミューズにて映画『昭和歌謡大全集』を見てきた。 時は平成。未来への輝かしさは失われ、少年たちは鬱屈し、オバサンたちは沈滞している。ふとしたきっかけで昭和歌謡を愛する少年グループの一人がオバサンをナイフで殺し、仲間を殺されたミドリ会…

映画『座頭市』鑑賞

公開前にCMを見たとき、どうもあのタップダンスが気になった。主演の座頭市役のビートたけしの茶髪は異形の者を想起させるのでまだ理解可能としても、時代劇になぜタップダンスなのだ?ベネチア国際映画祭で受賞したことよりもこの疑問が僕を映画館に向かわ…

映画『蛇イチゴ』鑑賞

映画「蛇イチゴ」を渋谷シネ・アミューズで鑑賞してきました。シネ・アミューズは座席数100程度の比較的小さい映画館。こんな狭い場所で昨日監督・主演その他が舞台挨拶をしたのかと思うとちょっとびっくり。公開2日目だったが観客は3分の1程度。大爆発も派…

映画『千年女優』鑑賞

9月14日に封切られた今敏監督『千年女優』を見た。この映画は2001年に完成、日本公開を前に世界各地の映画祭で上映され多くの賞を取ったらしい。平成13年度・第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を「千と千尋の神隠し」とともに同時受賞してい…