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映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』鑑賞

あんまり映画館に行って観るつもりはなかったのですが、僕が(勝手に)信頼している映画レビューサイト「虚馬ダイアリー」のid:toshi20さんが封切初日に鑑賞されて大変誉めておられたので、109シネマズ木場のレイトショーで、山崎貴監督の映画『ALWAYS 続…

映画『SiCKO』鑑賞

渋谷のシネマGAGAにて話題のマイケル・ムーア監督最新作映画『SiCKO』を観てきました。一応形式的に紹介するとすれば、国民皆保険制度のないアメリカの状況と国民皆保険制度が存在し医療費ゼロのカナダ・イギリス・フランス・キューバの状況を比較して際立た…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』鑑賞

本日、109シネマズ木場のレイトショーの時間帯に庵野秀明総監督『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観てきました。昼間に渋谷にいたのですが渋谷の上映館であるアミュ−ズCQNは速攻で最終上映まで埋まっていました。今回は10年前のように映画館の上映時間…

映画『パッチギ! LOVE&PEACE』鑑賞

本日より公開の井筒和幸監督の映画『パッチギ! LOVE&PEACE』をシネカノン有楽町にて封切初回の舞台挨拶付の回で観て来ました。(本来はここまでするつもりはなかったのですが、他の予定の兼ね合いもあり初回舞台挨拶のある回に行くことになりました。) 物語…

映画『お引越し』鑑賞

シネマアートン下北沢で故・相米慎二監督の一連の作品の上映が行われており、先々週の『台風クラブ(85)』に続いて『お引越し(93)』を観てきました。 いや〜、やっぱ名作です。スクリーンで見る田畑智子(10or11歳)の表情は圧倒的にすばらしく、「はやく…

映画『秒速5センチメートル』鑑賞

渋谷シネマライズにて昨日から公開された映画『秒速5センチメートル』を観てきました。連作の第1話「桜花抄」、第2話「コスモナウト」、第3話「秒速5センチメートル」計3作あわせて60分の短編アニメーション作品。『ほしのこえ』の自主制作で有名になった新…

映画『不都合な真実』鑑賞

普段毎月1日の映画の日に意識して映画を観に行くことは少ないのですが、観に行こうと思っていたら月末だったので日時調整して映画『不都合な真実』を見てきました。TOHOシネマズ川崎で鑑賞。デイヴィス・グッゲンハイム監督。 元副大統領でこれまで環境問題…

映画『ダーウィンの悪夢』鑑賞

渋谷のシネマライズにて本日より公開の映画『ダーウィンの悪夢』を観てきました。フーベルト・ザウパー氏による監督・構成・撮影のドキュメンタリー作品。海外ではすでに04年に公開され、各国で映画賞を受賞したとのこと。大まかな概要は以下の通り。 アフリカ…

映画『硫黄島からの手紙』鑑賞

109シネマズ川崎にてレイトショーで鑑賞してきました。クリント・イーストウッド監督の硫黄島二部作の後編。前作のアメリカ側からの視点から一転して日本軍の硫黄島での絶望的な地下壕での戦いを描いた作品です。 特に戦闘シーンでは島を俯瞰できるカットは…

映画『パプリカ』鑑賞

テアトル新宿で本日より公開の今敏監督の映画『パプリカ』を観てきました。筒井康隆氏の同名の小説が原作。今監督の作品『千年女優』を観た原作者の筒井康隆氏がアニメ化を要請したとか。 主人公の才能があり怜悧な印象を漂わせるサイコセラピズト・千葉敦子…

映画『父親たちの星条旗』鑑賞

109シネマズ木場にてクリント・イーストウッド監督の映画『父親たちの星条旗』を観てきました。 太平洋戦争末期、当時の戦略的な要地であり初の日本の領土での戦闘が行われた硫黄島を舞台とした日米両側からの視点で作られた2部作の1作目。(硫黄島の)「…

映画『フラガール』鑑賞

いろんなところで高評価を目にしたので、渋谷シネカノンにて映画『フラガール』を観てきました。李相日監督。 時は昭和40年代、かつて栄えた福島の炭鉱町が、エネルギーが石炭から石油へシフトしていく中、事業縮小・閉山の危機に直面し、別の産業を興す必要…

映画『パビリオン山椒魚』鑑賞

渋谷シネセゾンにて冨永昌敬監督の映画『パビリオン山椒魚』を観てきました。 劇中のセリフや映画の紹介コピーで「本物でも、偽者でも、どっちでもいいの。」とありますが、多分あらすじも展開もどうでもいいのでしょうw 最初はサラマンドル・キンジロー財…

映画『ゆれる』鑑賞

すでに劇場公開は開始されていたものの観に行っていなかった映画『ゆれる』を渋谷シネ・アミューズで観てきました。ちなみに渋谷シネ・アミューズでは本日から公開開始で立見もでる超満員。監督は映画『蛇イチゴ』の西川美和監督。 蓮實重彦先生がトークで仰…

映画『太陽』鑑賞

銀座シネパトスで公開中のアレクサンドル・ソクーロフ監督による映画『太陽』を観てきました。終戦間際のその後人間宣言をする現人神という存在を想像的に描写した作品。昭和天皇役はイッセー尾形氏。 「太陽」とは、万物に等しく恵みを与え何らの返礼も求め…

映画『ゲド戦記』鑑賞

アーシュラ・K・ル=グウィン原作のファンタジー小説(の第3巻)をもとに独自の脚本でアニメ映画化したスタジオジブリの作品・映画『ゲド戦記』を109シネマズ木場にて観てきました。宮崎吾郎監督。 ネットで見る限り事前の評判が散々だったのですが、また公…

映画『時をかける少女』鑑賞

テアトル新宿にて本日から上映開始の映画『時をかける少女』(アニメリメイク版)を鑑賞してきました。細田守監督。どこかで見たことある絵だなとおもったらキャラクターデザインは貞本義行氏。 原作・前作のSF的設定を引継ぎつつも可能な限りそれは後景と…

映画『嫌われ松子の一生』鑑賞

同名の山田宗樹の小説が原作。本作に関する宮台真司氏の文章を読んだのと、友人のよかったというオススメがあったので遅まきながら映画『嫌われ松子の一生』を渋谷パルコ内にあるシネクイントで観てきました。場所柄と監督が『下妻物語』の中島哲也監督とい…

映画『好きだ、』鑑賞

映画の日で土曜日ということもあり、何か見に行こうと思い、渋谷のシネカノンで映画『好きだ、』を鑑賞いたしました。石川寛監督。宮崎あおい・西島秀俊・永作博美・瑛太が主演。 ストーリー: 互いに相手が好きなのに、「好きだ、」の一言を言えない17才のユ…

映画『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』鑑賞

宮台真司氏がご自身のサイトにて、先日僕も鑑賞した今期アカデミー賞・作品賞受賞の映画『クラッシュ』より「十倍は素晴しい。」とのことで、恵比寿ガーデンプレイスで上映されている映画『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』を鑑賞してきました。 MIY…

映画『クラッシュ』鑑賞

id:yodaka:20060225さんがエントリーで紹介されていて、『ミリオンダラー・ベイビー』の制作・脚本の人(ポール・ハギス)が監督をしているということを知り、見に行きたくなったので映画の日というもあり行ってきました。 ロサンゼルスを舞台にした様々な事…

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』鑑賞

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の評判が僕の目にするところではすこぶる良いので、もう大分前から観に行こうと思っておりました。で、まあいろいろあって行く機会を逸していたのですが、映画の前に原作『三丁目の夕日』の映画の登場人物セレクションのマンガ廉…

映画『ミリオンダラー・ベイビー』鑑賞

遅まきながらクリント・イーストウッド監督の映画『ミリオンダラー・ベイビー』を観て参りました*1。この映画、大きく前半と後半に分けることが出来ると思うのですが、事前情報からは僕は前半のみの内容(失意の老トレーナーが人生を賭けているボクサーを見…

『パッチギ!』電影夜☆〜世界は愛で変えられる〜参加

井筒和幸監督、李鳳宇プロデューサー、四方田犬彦氏のトークが聞けるとのことで、明治学院大学のエントリーの題名のイベントに参加。会場は大学の大講義室でとても懐かしい雰囲気。予定オーバーの550人が会場に集まったとのこと。 やはり僕は3度目でも涙しま…

映画『ベルリン、僕らの革命』鑑賞

映画『グッバイ、レーニン!』以来のドイツで大ヒットの映画であり、主演も同じダニエル・ブリュールということで、ハンス・ワインガルトナー監督『ベルリン、僕らの革命』を渋谷のbunkamuraのル・シネマに観に行った。 ストーリーは関連サイトや実際観に行…

映画『LEFT ALONE 第二部』鑑賞

(作成中)

映画『LEFT ALONE』第一部鑑賞

id:seijotcpのchikiさんにご紹介頂いた映画『LEFT ALONE』が本日より渋谷ユーロスペースで公開とのこと(レイトショー)。1968年とは何だったのかを当事者の証言を交えて検証する?映画。しかも初日は井土紀州監督、スガ*1秀美氏、松田政男氏の舞台挨拶…

映画『パッチギ!』の矮小化解釈に反論する

どうも井筒和幸監督の映画『パッチギ!』を「自虐史観映画」だの「朝鮮人側寄り」だのとせせこましい矮小化した解釈しかできな人がいるようなので、その解釈に反論してみたい*1。 超映画批評『パッチギ!』「朝鮮人には謝罪して、友達になっていただく」でい…

映画『パッチギ!』鑑賞

子供はいろいろなことを憶えているものです。本人たちは忘れていると思います。今から20年ほど前、両親が僕に冗談で言いました。「この子が朝鮮人の女の子を連れてきたらどうする?」と。僕から見るに両親はそんなに政治的ではなく差別主義者でもなく普通の…

映画『春夏秋冬そして春』鑑賞

宮台真司氏が絶賛しているキム・ギドク監督の『春夏秋冬そして春』を渋谷東急BUNKAMURAのル・シネマで鑑賞。 この前のビデオで見た相米慎二監督『お引越し』同様、通過儀礼が描かれた作品。韓国の山奥の特殊な環境で起こる(現代からすれば)特殊なお話なの…