映画『ALWAYS 三丁目の夕日』鑑賞

映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の評判が僕の目にするところではすこぶる良いので、もう大分前から観に行こうと思っておりました。で、まあいろいろあって行く機会を逸していたのですが、映画の前に原作『三丁目の夕日』の映画の登場人物セレクションのマンガ廉価版(コンビニで売ってるやつ)を読んでおりました。マンガの原作と映画はまあ別のものですが、予備知識としてはけっこう役に立ちました。マンガの方がかなりホノボノ感が漂っておりますが。
で、肝心の映画の勝手な感想です。

  • 男性が女性に平気で「おまえ」と呼んでいた時代。善い悪いの問題ではなく、そういう時代があったことをかすかな記憶の中に思い出す。
  • CG多用のせいか、映像そのものでは「かつてあったはずだけれど今は失われてしまった」と感じられるアウラはあまり感じられなかった*1。むしろこの映画のような風景はもう徹底的なCG利用なしには復元できないと思うとそのことに郷愁のようなものを感じてしまう。
  • とは言え、お子様は昔の格好をさせたら表情までその時代の子になっているかの様。
  • 昔の装いや髪型のヒロミさん役(小雪)が個人的にはよかった。
  • アクマ先生の話は原作のマンガ同様せつなかった・・・。
  • ええ、クライマックスでは見事に泣きましたとも。
  • 「50年後の夕日もきれいに決ってらいっ!」と思いたい。

評判が良いのは非常に頷けます。CG多用の映像にはけっこう引きましたが*2、そこに映し出されている人間関係は今ではなかなか築き得ないと思わせられるもの。無理してでもお勧めとは言いませんが、でもDVDで見るより映画館で見たほうが絶対いい作品ですよw。

京都カフェオパールさんのレビュー】

*1:他サイトの感想を読むとCG表現にはかなり評価が高いようですが・・・

*2:でもそのうちCGを使っていることすら知覚できないほど精密なものができるのでしょう。