ナビスコ杯決勝・千葉対G大阪

一時は存在価値すら疑問視されていたナビスコ杯(Jリーグ杯*1*2)ですが、毎年この時期に放送される決勝戦はすばらしい試合が多いです。毎年見ておりますが今年も期待に違わぬ好ゲームでした。
Jリーグ創設時の10チームの中で、3大タイトル(リーグ優勝、ナビスコ杯、天皇杯)を持っていない残りのチームが千葉とG大阪だったとのことで、初タイトルにかける相当な意気込みの入った試合は見る者の多くを感動させたと思います。
優勝した千葉は、PK戦で決着がついたとはいえ、後半および延長戦でG大阪を走力で圧倒。オシム監督が選手を走りこませていた成果が現れていたと思います。こういう試合を見るとやはりサッカーは90分(場合によっては120分)走り負けないという意味でのフィジカルが重要なのだと再認識させられます。
オシム監督は就任して今年で3年目。毎年降格候補だった千葉を「走るサッカー」で03年リーグ総合3位、04年リーグ総合4位と躍進させ(一部で日本代表監督待望論も出ていたりもします)、試合後の記者会見も含蓄のあるコメントでも知られており「オシム語録」なるものも存在する名監督です。高齢のための体調不良のため来期は退任という話もでておりますが、今回日本サッカーの歴史に名を刻んだことを嬉しく思いました。オシム監督は本日の試合後「これが最後のタイトルにならないことを願う」なんて言ってましたがw。

*1:JリーグのJ1チームのみでのカップ

*2:ちなみに天皇杯はJ2・JFLだけでなくアマチュアも参加可能なので大学・高校の部活動チームのみならずそこら辺のサークルですら参加できる。