プロ野球の騒動についてのかなり陳腐なコメント

日本のプロ野球にはすでに十数年前からあまり興味はないのだけど、僕が生まれてこのかたというよりここ50年不変だった12球団2リーグ制が変わろうとしているがそれは何を意味しているのだろうか。かなり陳腐な意見だけど、昨今の日本のプロ野球の合併騒動およびその経過を見るにつけ、民意不在の政治状況に似ていなくもない。生き残るためには仕方がないのだとばかりに選手やファンの意思とは無関係に物事が進展していっている。経営者たちから言わせればそれが「プロ野球のため」なのだろう。「国民のため」と称しつつ現存統治権力体制維持のために次々と変な法案が通り続けている政治のアナロジーか。

しかしあえて明示しなかったが「何が」生き残るためなのだろうか?やはり傍から見ると旧体制がそのままのメンタリティを保持したまま縮小して生き残ろうとしているようにしか見えない。アンケートを見るにファンの声に耳を傾けて12球団の存続を図ってはどうか?新規参入したい企業が入りやすい体制にしてはどうか?これまで特定チームのみが潤うテレビ放映権料を野球界のためにリーグで一括分配してはどうか?これまでプロチームがなかった地域に地域に見合った規模のチームができるような環境をつくってはどうか?以下のリンクはすべて今のプロ野球のオーナーたちの向ている方向とはまったく違う。しかしそれこそがファンが望んでいることなのではないのか。日本のプロ野球にアンシャン=レジームを打倒する「革命」は起きるのだろうか。

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