最近買った本

東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム集中講義!日本の現代思想―ポストモダンとは何だったのか
 成城トランスカレッジid:seijotcp:20070130:p2)にてchikiさんが紹介されていて大変面白そうだったので、東浩紀氏・北田暁大氏の『東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム』を購入、即読了いたしました。東京およびその周辺の街の開発の経緯やライフスタイルから「街」とは何を体現しており、社会において「多様性」を護持・保持するということはどういう意味をもつのかということが考察されていたように思います。自分の住んだ街・住む街について語りたくなること必定の大変興味深い一冊です。
あと仲正昌樹氏による『集中講義!日本の現代思想ポストモダンとは何だったのか』も購入し読了(2/10)。日本の戦後の思想史の「マルクス主義」から「構造主義ポスト構造主義」を経て「現代思想」までのつながり、およびそれらの思想が海外と日本でどのように受容のされ方が異なったのか、そして「現代思想」以降の現状はどうなっているのかということが極めて明瞭にしかもわかりやすく書かれています。大学生の方はこれを読んでおくと「変な寄り道」をしなくて済む可能性が高いと思われます(「寄り道」もそれなりに重要だと思いますが)。
この2冊はその近辺の分野に興味のある人にとっては大変面白いと思います。