映画『パビリオン山椒魚』鑑賞
渋谷シネセゾンにて冨永昌敬監督の映画『パビリオン山椒魚』を観てきました。
劇中のセリフや映画の紹介コピーで「本物でも、偽者でも、どっちでもいいの。」とありますが、多分あらすじも展開もどうでもいいのでしょうw 最初はサラマンドル・キンジロー財団所有の150年生きていると言われるオオサンショウウオのニセモノ疑惑を解明するため本物ならば骨折した跡があるはずであるということから自称天才レントゲン技師・飛島芳一に調査が頼まれる・・・というようななんとなくあらすじらしきものがありますが、途中から本当にどうでもよくなっていきます。
以下、テキトーな感想の羅列です。
- 「観客の脳裏に『なぜの嵐?』を巻き起こしながら暴走していく。」(公式サイトのイントロダクションより)、その通りですw
- 主人公が様々なことに巻き込まれていく受動性と動き出したら止まらない暴走ぶりは監督の作風でしょうか。
- 後半の飛島芳一(オダギリジョー)+仲間二名はとても楽しそうでしたw
- 結局「第二農響」って何してるところなんだろうw?
- 観てる側もキンジローが本物か偽者かということはかなりどうでもよくなります。
- ヒロインの香椎由宇さんは目鼻立ちがくっきりしてて印象的でした。
- 脇役の方々がみなさん怪しくてよかったです。
- 菊池成孔氏の音楽はすばらしかったです。
映画終了後「わからな〜い」「ワケワカラン」と話してる人がけっこういました。確かに簡単には理解できない、理解することに意味があるのかよくわからない、出鱈目さに溢れた怪作でした。