ICCリニューアルオープニング・シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造─開かれたコミュニケーションのために」参加

東京オペラシティタワー4FにあるICCギャラリーAで開催されたICCリニューアルオープニング・シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造─開かれたコミュニケーションのために」に行ってきました。
第1回は司会:浅田彰氏(経済学者)、パネリスト・藤幡正樹(メディア・アーティスト)、宮台真司社会学者)、斎藤環精神科医)の4名で「ネットワーク社会の文化と創造─開かれたコミュニケーションのために」と題され、「ネットワーク社会」「コミュニケーション」をキーワードにして語ることでどういうことが見えてくるか、社会・芸術・技術がどのような関係になっていくかという包括的な議論が展開されました。

議論の進め方は3名の方が自身の関心領域からプレゼンしながら話を進め、司会の浅田彰氏が議論をまとめていくという形式でした。

  • 藤幡氏は「art」のそもそもの語源である「芸術」と「技術」の再統合から生まれる「アート」について、社会における「アート」の役割について
  • 宮台氏は社会がsmart化・流動化している状況の中で政治社会学の観点から再帰性を踏まえた社会構築・運営の必要性について
  • 斎藤氏はネットワーク社会と心因性精神障害や非社会的傾向との関係について

と、これまで/これからの社会の変化と様々な領域の関係について学べたとても参考になるシンポジウムでした。
シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造」は今後も6〜7月の土曜日に様々な分野の方々が討論をされるようです。