ICCリニューアルオープニング・シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造─開かれたコミュニケーションのために」参加
東京オペラシティタワー4FにあるICCギャラリーAで開催されたICCリニューアルオープニング・シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造─開かれたコミュニケーションのために」に行ってきました。
第1回は司会:浅田彰氏(経済学者)、パネリスト・藤幡正樹(メディア・アーティスト)、宮台真司(社会学者)、斎藤環(精神科医)の4名で「ネットワーク社会の文化と創造─開かれたコミュニケーションのために」と題され、「ネットワーク社会」「コミュニケーション」をキーワードにして語ることでどういうことが見えてくるか、社会・芸術・技術がどのような関係になっていくかという包括的な議論が展開されました。
- ICC シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造」
第1回「ネットワーク社会の文化と創造─開かれたコミュニケーションのために」
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2006/OpeningSymposium/symposium01_j.html
議論の進め方は3名の方が自身の関心領域からプレゼンしながら話を進め、司会の浅田彰氏が議論をまとめていくという形式でした。
- 藤幡氏は「art」のそもそもの語源である「芸術」と「技術」の再統合から生まれる「アート」について、社会における「アート」の役割について
- 宮台氏は社会がsmart化・流動化している状況の中で政治社会学の観点から再帰性を踏まえた社会構築・運営の必要性について
- 【参考】:MIYADAI.com - 国家を草刈り場とする各エージェントの権益争奪戦について
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=363
- 【参考】:MIYADAI.com - 国家を草刈り場とする各エージェントの権益争奪戦について
- 斎藤氏はネットワーク社会と心因性の精神障害や非社会的傾向との関係について
と、これまで/これからの社会の変化と様々な領域の関係について学べたとても参考になるシンポジウムでした。
シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造」は今後も6〜7月の土曜日に様々な分野の方々が討論をされるようです。
- ICC Online
http://www.ntticc.or.jp/index_j.html- シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造」
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2006/OpeningSymposium/index_j.html- 第二回「オープン・クリエイション」
第一部「ネットワーク時代の発想と実践―見知らぬ社会を発見するために」
第二部「創造の未来―メディア・アートを超えて」
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2006/OpeningSymposium/symposium02_j.html - 第三回「オープン・ネットワーク」
第一部「組織の創造/創造する組織─コミュニケーションの新形態」
第二部「ネットワーク技術が変える知―情報化にともなう課題と展望」
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2006/OpeningSymposium/symposium03_j.html - 第四回「オープン・ソサエティ」
「生態系としての社会」
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2006/OpeningSymposium/index_j.html
- 第二回「オープン・クリエイション」
- シンポジウム「ネットワーク社会の文化と創造」