W杯アジア最終予選 グループ2 第2戦・イラン対日本
今回の試合はどうもギリギリ感が僕には感じられなかった。4チームのリーグで1位が無条件出場、2位がプレーオフとかだったら今日の試合は完全なる山場だったとは思うけれど、上位2カ国が出場できるとなると、とりあえずイランと日本という想定が入ってしまい、2位と3位の間にこそ激烈な差異が発生するのであって、1位と2位はまあどちらでもいいのかな、なんて思ってしまう。なので今日の試合は、日本代表が常にハイ・パフォーマンスが出るとは限らないし、イランは日本を倒すだけの実力は充分あるし、とのことで勝ち、引き分け、負けとも「想定の範囲内」の試合だった。
今日の試合自体は両チームともイマイチだったけれども、そこまで酷い試合でもなかったという感じ。ひとつだけ残念だったのは、ニュースでもすでに報じられているけれど、1-1の同点に追いついた後の失点までの経過。あそこで攻撃か守備かハッキリさせられれば(たとえば選手交代でグラウンドにメッセージを送るとか)、もうすこし違った展開になったのかなと。そういう意味ではSPORTSNAVI.comの宇都宮徹壱氏のコラムにあるとおり、中田英寿選手がいなかった間の継続性を放棄してしまい、昨年のシンガポール戦の状態に戻ってしまったのかもしれない。むしろ結果を出した3バックのシステムこそが仮の姿だったのかもしれない。毎度あきれてしまうけれどジーコの今後の選択の「運のよさ」を信じるしかないのがツラいところ。
まあとりあえず本当のギリギリ感が味わえるのは次のバーレーン戦でしょう。日本はバーレーンを倒さないと2位以上確保は難しい状態になりつつありますので。
イラン 2-1 日本
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