イラク人質事件追記
いろいろな方々の意見を読んでいて考えた。
4月の事件と今回の事件の大きな違いのひとつとして、4月の時点ではまだアメリカの行動に正統性があった「かも」しれないと言えたが、今回は正統性がなかった(大量破壊兵器を所持していなかった)とアメリカが認めたことにあるかもしれない。もしアメリカに対して「あんたたちの武力行使は最終的には正統性がなかったことが証明されたのだから、自国民(人質だけでなく自衛隊員も)の命を危機にさらすわけにはいかない」と筋を主張することが出来るのであれば、今こそ自衛隊撤退の好機かもしれない。留まるも退くもそれなりの筋と合理性が必要だろう。ただそんなこと本当に主張可能なのだろうかと思うと、最初の考えに戻ってしまう。
今回の事件で最初に考えたこと。
- 2004-10-27 再度政府がイラクに「自衛隊」を「人道支援」で派遣する選択を行った意味
http://d.hatena.ne.jp/kwkt/20041027#p2
2004-10-30 さらに加筆・修正しました。
- 2004-10-30 イラク人質事件追記version2
http://d.hatena.ne.jp/kwkt/20041030