仲正昌樹『「みんな」のバカ!』購入

「みんな」のバカ! 無責任になる構造このまえのトークイベントで紹介されていた光文社新書の仲正さんの新著『「みんな」のバカ!』を購入。英語の「everyone」と日本語の「みんな」は意味が違う。次の会話をどうぞ。
 ①子供「あれ(仮名:A)を買って!」
 ②親「どうして?」
 ③子供「だってみんな持ってるんだもん」
③の文章を英訳できるだろうか?「Everyone has A.」か?しかしこれを日本語訳すると「全員がAを持っている」になる。買ってもらう理由にならない。つまり日本語の「みんな」には自分が含まれていない。ちょっと飛躍すれば、ここから日本文化の無責任性が見えてくるのかもしれない。仲正さんが「みんな」なるものを解き明かし「バカ!」と断言しているであろう一冊。