決算委員会で問うべきこととは何か

反日的分子」発言の柏村武昭参院議員が自身のホームページで以下のように述べているので、それについてのコメント。

 私がイラク人質事件を何故、決算委員会で言ったのか、それを是非ご理解頂きたいのです…決算委員会というのは我々の血税が本当に論理的にきちんと公平に使われたかどうかをチェックしなければいけないのです…今回、ルールを破った人達によって我々の血税が出て行くことは不愉快だと言ったのがいけないでしょうかね。
決算委員会で問われるのは、国民から業務を委託された政府が目的通り適正に税金を使用しているかという点である。今回の人質事件を問題とするのであれば、人質救出に税金を使ったこと自体が問題なのではなく(邦人保護は政府の義務)、人質救出の際に政府が適正に税金を使用していたか、無駄遣いしていなかったか、出し惜しみしていなかったかを問うべきだろう。それが決算委員会において「我々の血税が本当に論理的にきちんと公平に使われたかどうかをチェック」するという意味ではないか。政府は国民のためのものという視点が抜け落ちるとこんな愚かな意見が出てくるという典型だろう。

柏村武昭公式ホームページ:「決算委員会での発言について 柏村武昭」
20040423:「人質事件・迷惑論について」エントリーへのコメント