上野千鶴子・石川准『見えないものと見えるもの』 発売記念講演会

池袋リブロのコミュニティ・カレッジの特別セミナー 「見えないものと見えるもの」医学書院 発売記念 上野千鶴子氏・石川准氏講演会に参加してきた。


上野氏は女性という立場から、石川氏は障害者という立場から発言をしているが、多くの共通点を抱える。上野氏は未だに実質上社会で中心となっている性・男性に対する女性として、石川氏はこれまた実質的に社会の中心でありマジョリティである健常者に対する障害者として。ともに特別な配慮をされ、時に保護され、時に隔離され、時に自己決定すらも剥奪されてきた歴史を持つ。今回は石川氏の本の出版記念ということで障害学の話が中心であったが、社会運動としては先を走ってきたフェミニズムの立場からすると、障害者の運動もその進展とともに似たような構造を持ちうることが紹介された。]]>