UPLINK FACTORY・大谷能生のフランス革命(ゲスト・杉田俊介) 参加

フリーターにとって「自由」とは何か渋谷のUPLINK FACTORYで開催された音楽家・音楽評論家の大谷能生氏によるイベント「大谷能生フランス革命」に『フリーターにとって「自由」とは何か』の著者・杉田俊介氏が登場とのことで行ってきました。

UPLINKという場所に今回初めて出向きましたが、1階では食事ができ、奥にギャラリーやイベントスペースがあり、2階では映画が上映されていたりと、そういう文化的なものが好きな方々にとっては大変楽しめるのではないかと思われる場所でした。
今回のトークイベントは大谷能生氏が杉田俊介氏の雑誌に掲載されている文章を読んで関心をもたれたのがきっかけとのことで、70年代の障害者自立運動の話とF・カフカ『変身』から考える無能・不能の哲学についてや不安定就労問題とアメリカでの黒人抵抗運動やジャズのビバップの歴史などとの関連性が語られたり、杉田氏が思考を巡らせるきっかけとなる杉田氏の日常などが語られました。
杉田氏の語りには、自分の「動けなさ」や「出来なさ」を開き直るのでもなく、卑下するのでもなく、対象として客観的に分析してしまうのでもなく、その「どうしようもなさ」を引きずったまま自ら生のリアリティに肉薄しようという志向が感じられます。この「どうしようもなさ」を生み出す自らや環境に何をどう問うていくのかと模索されている姿は、同じような感覚を抱く多くの人々にとって、ひとつの態度として希望であり参考となるのではないかと思います。

追記:2006-06-11

当日配布されたレジメの一部は、以下の杉田氏のBlogのエントリーでした。

06W杯ドイツ大会・グループC セルビア・モンテネグロ対オランダ、グループD メキシコ対イラン

観戦も3日目。そろそろ疲れてきましたがまだまだ序盤なので弱音などはいてはおれません。
オランダは注目のロッペンが得点を決め、順当に勝ちました。が、オランダも暑さにやられたようで、本来の動きとは言えずまだまだ本調子ではないようです。先日はアルゼンチンが勝ち、死の組・グループCは一応順当な結果になりました。
でも(第1戦だからかもしれませんが)どうも目に留まるのは勝ったほうより敗れたチームの健闘の方です。コートジボワール然り、セルビア・モンテネグロ然り。勝ち点3と0の差は大きいですが、サッカーの内容にはそんなに大きな差がないように思います。
メキシコは強かっし暑さの中でもタフでした。昨年のコンフェデ杯で日本も1-2で結果は僅差ですが(特に後半は)内容で完敗した試合でしたが、日本のアジアでのライバル・イランも前半までは何とか互角に戦っておりましたが、後半は完全にメキシコペースでした。体格がよいわけでもブラジルのような突出した個人技があるわけでもないのですが、どうも強いメキシコ。メキシコの試合を見る度に日本が学ぶべきところが大いにあるような気がします。
セルビア・モンテネグロ 0-1 オランダ
メキシコ 3-1 イラン

KawakitaのBookmark(2006/06/05-06/11)