青年団・演劇『東京ノート』鑑賞

kwkt2007-05-06

平田オリザ氏の比較的初期の作品で世界各国で巡回上演されたという演劇『東京ノート』を駒場アゴラ劇場で観てきました。
近未来でヨーロッパが戦時下という設定の中、とある美術館の待合室で交わされる人々の会話。画家と絵画のメタファーが使用されて「人は物事の見たいところしか見ていない」「目に見えていない部分にいろいろな想いや背景がある」ということを観客が意識できる内容となっていました。
本作品は1994年に初上演されたとのことで、平田オリザ氏演出の代表作にして、僕が以前見ていたその後の作品のベースとなっているような作品のように感じました。
青年団の次の公演は年末・年始とのことでまた行こうと思っております。