本日購入の3冊

南の思想-地中海的思考への誘い日本とフランス  二つの民主主義「つながり」という危ない快楽―格差のドアが閉じていく
 計画性がないので目に付いた面白そうなのをピックアップして買いました。


『南の思想』はイタリアの学者(F. カッサーノ氏)が執筆しイタリア人日本研究者(F. ランベッリ氏)が訳した「遅さ、矛盾、自由」を体現する地中海的思考が著されたもの。僕自身善くも悪くもこの気質を内蔵している気もしないでもないのですが、体現できているわけでもない中途半端な中で生活していますので、読んでみようかと。


『日本とフランス 二つの民主主義』は、とりあえず「自由」大好き日本人と「平等」大好きフランス人というか「不平等」容認の日本と「不自由」容認のフランスという対比から双方の社会を比較しています。「自由」大好き日本人として、最終的にどちらが本当の意味で「自由」なのか、は気になります(大体結論は出ているように思えますがw)。


『「つながり」という危ない快楽―格差のドアが閉じていく』は速水由紀子氏の現代日本考察。途中でいくつか「鈴木謙介氏の話」も登場。グローバリズムローカリズムの対立構造がある中、グローバリズムに乗れず、拠るべきローカリティも持てない日本という場において「つながり」のコミュニティが最後の拠り所になっているという話。70年代前半生まれの団塊ジュニア世代が主な考察対象ですが、地方で育った70年代後半生まれの僕もほぼ含まれていると言ってよいと思われます。


っていうか、読みかけ・積読だらけですが。