雑誌『VOL』出版記念・「脱‐政治化」する現在をめぐって 参加

VOL 01青山ブックセンターで開催された雑誌『VOL』出版記念トーク「『脱‐政治化』する現在をめぐって」に行ってきました。トークのパネラーは萱野稔人氏、渋谷望氏、平沢剛氏のお三方。
行政・警察など制度内において可能的選択肢の中ですべての物事が判断・処理・運用されていく「政治的」なるものと、「可能的な」選択肢とありうべき・望むべき「想像的な」選択肢の間で常に対立が発生する「政治」の場という区分がなされました。
政治、報道、表現、芸術など社会のあらゆるものが「脱-政治化」され、現状の制度を基にした可能な選択肢しか提示されず、想像的な選択肢との対立による陶冶がない状況が示されまれした。その「政治的」なるものが氾濫する中で、何らかの形で想像力を喚起し、想像的な選択肢を現実化させるための一助となることを目指し雑誌『VOL』は編集されたとのことです。
基本テーマとして「脱-政治化」状況が語られ、個別的な内容としては、創刊号の特集内に文章があるJ・ランシエールの紹介、萱野氏のテーマである「国家と暴力」について、アヴァン・ガーデニングの思想、次号のベーシック・インカムの話など、雑誌の内容およびそれらから派生することが中心に語られました。まあ詳細は雑誌を買って読みましょうと言うことでw。『VOL』創刊号は先日購入しておりましたので、ぱらぱらと内容をめくりながらトークを聞いておりました。