映画『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』鑑賞

宮台真司氏がご自身のサイトにて、先日僕も鑑賞した今期アカデミー賞・作品賞受賞の映画『クラッシュ』より「十倍は素晴しい。」とのことで、恵比寿ガーデンプレイスで上映されている映画『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』を鑑賞してきました。

よくわからんけど印象に残ったことを書いてみます(しっかりネタバレになってます)。

  • キャラクターは誰一人として無垢なる者はいないところがイイ。
  • 唐突に流れるテレビ番組や音楽が効果的。
  • よくわからんけど、とりあえずアメリカにやってきてカウボーイ。
  • よくわからんけど、羊の放牧中に撃たれる。
  • よくわからんけど、とりあえず友達との約束は守ることにする。
  • よくわからんけど、無理やり死体と共に旅に連れて行かれる。
  • よくわからんけど、浮気相手を取り合うライバルは背後からは撃てない。
  • よくわからんけど、以前は何も感じなかったテレビ番組に号泣。
  • よくわからんけど、そんなにつらいなら飲んで忘れろ。
  • よくわからんけど、ヘビの毒から助けてみる。
  • よくわからんけど、患部に熱湯コーヒーをかけてぶん殴る。
  • よくわからんけど、いっしょにトウモロコシの皮を剥く。
  • よくわからんけど、「別れの歌」が流れる場所からプロポーズしてみる。
  • よくわからんけど、一番愛しているのは浮気相手ではなく年老いた夫。
  • よくわからんけど、もうこんな生活はイヤ。
  • よくわからんけど、夫はどうしようもないので去ってみる。
  • よくわからんけど、とりあえずヒメネスに到着。
  • よくわからんけど、とりあえず悪いことをしたんだから謝れ。
  • よくわからんけど、とりあえず一人で立ち去る。
  • よくわからんけど、とりあえず「一人で大丈夫か」と聞いてみる。

といった文章だけではおそらく意味不明な内容でした。宮台氏の仰るとおりその出鱈目さは出色のものがありました。いっしょに行った人はあまり好きな映画ではなかったようですが、僕はこういうのは好きです。