シネカノン・韓国に進出

李鳳宇氏が運営されているシネカノンが、2月13日に韓国で映画館CQNシネマをオープン。将来は日本映画専門の劇場とする計画とのこと。

シネカノンが映画『シュリ』『JSA』等の韓国映画を配給し日本で大ヒットしたのは有名ですが、代表の李鳳宇氏は日本で韓国映画を上映することとともに、韓国で日本映画を上映する場を作ることが目標と、四方田犬彦氏との対談*1だったかトーク*2だったかテレビ番組*3*4だったか忘れましたが、仰っておりました。日本映画だとか韓国映画だとかいう境目よりも、ヨーロッパで複数の国で映画を合作するように、東アジアとしての一体感のようなものを映画を通じて形成できるのではないかと。
第1回目上映作品は映画『パッチギ!』で、2月14日から封切られたとのこと。映画『パッチギ!』は2004年10月釜山国際映画祭にて初の一般公開が日本よりも先に韓国で行われ、在日の人々の日本での事情を知らない韓国の若い観客にも青春映画として受け止められ大反響だったそうで、韓国でもヒットするのではないでしょうか。
シネカノン李鳳宇氏の今後の活躍も追っていきたいと思っております。


―――【追記:2006/02/17】―――――――
とあるところで韓国での上映についてこんなコメントがありました。

あ、昨日から韓国で「パッチギ」公開されました
terugiさんのブログで感想を見る前にはあの映画がそんな内容とは夢にも思わなかったんです..映画館でポスターは何度か見ましたがポスターには“今日から世界と戦うんだ!”と書かれていました..普通の人は‘たぶんアクション映画だろう’と考えているはず..(汗)映画の広報キャッチフレーズ選定がぜんぜん間違っています ワタシはあさって見に行こうと思います。

「今日から世界と戦うんだ!」って、そんな内容だったかな・・・。大丈夫なんでしょうかw