Jリーグ初の1ステージの年間優勝チーム決まる

これまで1年を1stステージ、2ndステージにわけてその後チャンピョンシップという形で優勝チームを決めていた方式から、年間のリーグ戦で勝点が最も多いチームが優勝というもっともわかりやすい方式−他のプロリーグをもつ国と同一形式−に変わって初の優勝チームが、最終節までもつれ込んで、今日決まった。
シーズンの最初は鹿島が独走。それが鹿島が失速してガンバ大阪が首位に。しかしそのガンバ大阪も最後に失速して、最終節の前には1位:セレッソ大阪、2位:ガンバ大阪、3位:鹿島、4位:浦和、5位:市原が勝点2差内ですべてのチームに優勝の可能性が残る状態に。
そして本日、首位のセレッソ大阪の試合がテレビ放送され観る。ホームでセレッソ大阪が2−1でリードしながら試合の最後の最後でFC東京に同点に追いつかれ、2位のガンバ大阪に勝点で追い抜かれ、優勝を逃すことに。
思い出すのは2000年の1stステージ。そのときもセレッソ大阪は最終節を首位で迎えつつ試合に敗れ2位だった横浜FMに優勝を奪われることに。そして今日も最後の最後で優勝が手からすり抜けた。これまでも幾多の忘れられない瞬間をサッカーを観ることで味わってきたけれど、事実が起こった後にいつも「サッカーは恐ろしい、驚くべきことが起こりうる」と思わされる。
Jリーグは初期のV川崎(現・東京V)の時代、その後の90年代後半から2000年代前半の鹿島・磐田2強時代を経て、現在は突出したチームがいない混沌とした状態に。ガンバ大阪の優勝で関西のチームが始めて優勝。そして1ステージというグローバルスタンダードになって初めての優勝には大いに価値があると思う。

今後のJリーグおよび日本サッカーに期待しております。