『限界の思考』『デリダの遺言』刊行記念 宮台真司×仲正昌樹トーク&サイン会参加
トークの中で、仲正さんが英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語を習得されている事実が判明。スゴイです。さらに、これらを習得した理由が「暇だから」とか「なんとなく」というスゴイ理由でまたまたビックリでした。
メインの内容は、万人が努力すれば可能性があるはずと希望を抱けるようにすべきだと主張する「左翼(系の方々)の格差社会批判」批判って感じでした。
「希望格差社会」をことさら問題視し「生き生きとした」希望を万人が持つことを期待するのは誤りではないか、それは「生き生きとした」社会を望んだり「生き生きとした」人生を送りたい発言者の願望の投射とも読めるのではないかとのことでした。
「希望格差社会」では、階級や格差と感受性が固定してしまうことは問題であり教育などの政策的中和が必要となるけれども、反面、人文学的学問の面から見ると「教養」とは自分にとってより合った生き方を考えること・見つけること(=身の丈を知ること)であり、「身の丈に合わない欲望を追求するようなあさましき人間が少なくなってきた」という意味で読めるとも。
※要注:以上のものは私が見聞きしてきたことを書き留めたものであり、発言者の真意を正確に反映しているとは限りません。
前もって購入していた『限界の思考』に宮台さんのサインを、『デリダの遺言』に仲正さんのサインをいただきました。