なぜ本を買ってしまうのか

日本とドイツ 二つの戦後思想グロテスクな教養
思想のケミストリー
渋谷のブックファーストで右の三冊を購入。
仲正さんの『日本とドイツ 二つの戦後思想』は、はてなのイマージュ茶話さん(id:d-araya:20050727)、彎曲していく日常さん(id:noharra:20050727)の日記を見て出版されていることを知り購入。戦後60周年記念がかまびすしい中、まえがきで笑わせていただくと共に、日本とドイツの戦後および日本におけるドイツ思想の受容のされ方が書かれているようで、とても勉強になりそうで読むのが楽しみです。
そして他にも見回していると高田里惠子氏の『グロテスクな教養』という新書をみつけ、手にとってパラパラと眺めてみると、戦前・戦後、日本で「教養」と呼ばれているものがどのような認識をされてきたのかという教養史が記述されている様。そこから導き出される「グロテスク」という意味にひかれて購入。僕がなぜ本を買ってしまうのか*1という、もちろん外形的に見れば自分が好きで買っているということになりますが、自分を駆動させている「何か」に気付ければと思います。
『思想のケミストリー』は大澤真幸氏の作家論とのことで興味深いです。はてなの整腸亭日乗さんの記述も参考になりました(id:PreBuddha:20050728)。

*1:買ったものはある程度は読んでますw