買いすぎた・・・

休日初日ということで気分が解放されたのか、予想外の散財してしまいました。

1.李鳳宇×四方田犬彦対談集「パッチギ!」対談篇 ・・・喧嘩・映画・家族・そして韓国・・・

「パッチギ!」対談篇 ・・・喧嘩・映画・家族・そして韓国・・・以前も見つけていたのだけれど、そのときは我慢したのに今回は我慢できずに買ってしまったのが李鳳宇×四方田犬彦対談集『パッチギ!対談篇』。李鳳宇氏は映画『パッチギ!』を配給したシネカノンを設立した映画プロデューサー。四方田犬彦氏は皆さんご存知の映画批評家。これは僕が不明にして知らなかっただけなのだけれど、四方田氏は70年代にソウルに長期滞在されていて、80年代当時から韓国映画を日本で上映したりして紹介していたとのこと。その当時からすると今の「韓流ブーム」は隔世の感があり、大変評価していた。
韓国の日本文化開放、日韓W杯の開催などを経て、ヨーロッパでフランス映画が幾多の国との合作で作られ最新のものがヨーロッパの国ではどこでも見れるように、日本にいながらにして韓国の最新の映画が観れ、韓国において日本の文化の最新情報が得られるようになっている状況、日本のマンガが原作の映画『オールドボーイ』が韓国で撮られてフランスで賞をとるなど文化的に密接になってきている観点から、文化の往還運動が東アジアの文化圏をひいては共同体を構築できるのではという(当人たちはこの言葉を使ってはいないけれど)「アジア主義*1」の可能性なども語られていた。で、あとは『パッチギ!』についての話と98年に出版された、はじめて大々的に朝鮮高校の内実が語られたという、李鳳宇×四方田犬彦対談『先に抜け、撃つのは俺だ』が所収されている。政治的決定よりもまずは文化から。これは大いに納得できるところ。

2.『自分の中に毒を持て』岡本 太郎

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか以前、橋本尚幸さんが運営されている余丁町散人の隠居小屋-Blog:Letter from Yochomachi*2で、岡本太郎氏の母親・岡本かの子氏の言葉が紹介されていたので興味を持ったのを機に岡本太郎氏の著作『芸術と青春』と『今日の芸術』を買って読んだ。
また先日、蓮實重彦氏のトーク蓮實重彦とことん日本映画を語る・第11回『成瀬巳喜男は世界一だ』」に参加したときに、東京大学出版会の雑誌?『UP(University Press)』の2005年4月号が無料配布されて、その中の「アンケート 東大教師が新入生にすすめる本」というのをパラパラと読んでいたら、玄田有史さんが「大学時代に何もやる気をなくしていたときに読んで何かやってみようと思った」と岡本太郎著『自分の中に毒を持て』を紹介していた。内容は見当がつくのだけど(笑)なんとなく心に残っていたので、本屋で見つけて買ってしまう。

3.村上春樹象の消滅」 短篇選集 1980-1991

「象の消滅」 短篇選集 1980-1991これは余計な解説はいらないかと。趣味です。とりあえず出たのなら買います。読みます。

書店は

ちなみに本日お買い物をしたのは青山ブックセンター