W杯アジア最終予選 グループ2 第3戦・日本対バーレーン

イベント終了後に自宅でビデオを見る予定でしたが、街頭に人だかりができていて街頭放送をやっていたので後半40分くらいから鑑賞して結果を知ることに。家に帰ってちゃんと最初から見直しましたけど。

結果はとりあえず

結果はとりあえず勝ち点3ゲットしたことはすばらしい。勝たなければいけない試合で勝ったのはすばらしい。たとえオウンゴールであっても。これでグループの3カ国と1度試合が廻って2位。今日のバーレーン戦もヤマでしたが、次の6月3日のバーレーン戦もヤマです。ここで勝てば(そして6月8日の北朝鮮戦で勝てば)W杯出場はほぼ間違いないでしょう。8月のイラン戦が消化試合にできれば一番よいのですが。

次の試合はどうするの?

このサイトでとりあげたからではありませんが、ボランチにポジションを移動した中田選手はよかったです。存在感がありました。かなりのボールが彼を経由していきました。システム論議はまあ3-5-2でいいでしょう。それでやっていくと仮定すると、中田英寿選手の競合相手は中村俊輔選手ではなく小野伸二選手ということになります。両選手とも中心選手になれます。二人一緒に出ることは守備面から考えてないです。ダブル・ボランチのもう一人はかならず守備ができる選手が必要です。さてチーム中田とチーム小野、どちらがよいのでしょうか。決断を下すことはできるのでしょうか。

そもそもどんなチームを望んでいたのか?

以前からセルジオ越後氏が指摘しているように、現在の日本代表は最小失点・最少得点差で守り勝つチームになっております。ジーコが監督になることでそういうチームを望んでいたのか検証されなければならないでしょう。現在のままではW杯に出場する可能性はあっても、02W杯で露呈したある程度強いチームから得点を取って勝つという問題は解決することは不可能でしょう。

どういうサッカーが見たいのか?

そういう監督を雇っている日本サッカー協会はどういう強化方針をとっているのでしょう?目指すべき「日本のサッカー」なるものはあるのでしょうか。これまでは日本サッカーが発展段階であったため、若年層を強化してきたとはいえ自生的に傑出してきた選手が代表になっておりましたが、今後は日本がどんなサッカーをしていくのか方針をきめ、スタイル、システムを決め、育成段階から代表と同じポジションを経験させ、各ポジションごとのスペシャリストを育成していくことが必要ではないかと。そのためにはまずトップがどのようなサッカーを目指しているのかスタイルとシステムを明確に発表する必要があるかと*1


と、とりあえず目先の話から中・長期的な話までいろいろ思いを巡らされる試合でした。多分ジーコ監督になってから感じているモヤモヤはそう簡単には晴れないかと。
日本 1-0 バーレーン

*1:サッカー強国はほぼみなこの育成方針を実施している