野球・四国に新リーグ結成

すごく面白い試みだと思う。この独立リーグで活躍してプロ野球メジャーリーグに入団する選手も出てくるかもしれない。競技の裾野はかなり拡大される。しかも四国。徳島にはもうすぐ(おそらく来年)Jリーグのプロサッカーチームも誕生する*1。東北のプロ野球新球団誕生にあわせて、地域密着型のプロスポーツがこれまでプロスポーツがなかった真空地帯とも言うべき地域に登場してきたことは、今後の日本スポーツのあり方を考える上で非常に興味深いことだと思う。
ただ野球には野球の普及を目的とする「協会」がなくプロ、アマ、そして今回の独立リーグとそれぞれが独立してしまっている。野球の普及を考えるのであれば他のスポーツ同様、将来的には日本野球協会(仮名)のようなプロ・アマの活動を統括する組織が必要になってくるのだろう。


そういえば関西在住の友人が今年の7月に関西のホテルで石毛氏を見かけたとのことで、こんなことを述懐していた。

石毛さんといえば、西武の監督依頼を断り、ダイエーで3塁手を務めドジャースで修行後、ダイエー2軍監督、オリックス監督途中解任とかなり波乱な方。
・・・(中略)・・・
でも、今何してるんですかとは聞けなかった。。
やけに色黒く・・
プロ野球選手で色が黒いのは、2軍選手の証。ということをいわれるが・・
40代で色黒はちょっと哀れでした。
・・・(中略)・・・
是非とも、もう一度浮き上がってほしいと祈っています。

この述懐も今の段階から読んでみると非常に興味深い。今の「中央(プロの一軍指導者)」に戻ることだけが「もう一度浮き上がる」ことなのだろうか。野球という競技にとっての新たな可能性を切り開くこともそれ以上に「もう一度浮き上がる」ことを意味するのではないか。そう考えれば石毛氏の「日焼け」も別の意味に読めてくるのではないだろうか。

*1:とくしまJリーグ徳島推進協議会オフィシャルサイト:http://www.j-tokushima.com/