フリージャーナリスト・橋田信介氏、小川功太郎氏を悼む

フリージャーナリストの橋田信介氏、小川功太郎氏の二人がイラクで何者らかに銃撃され、遺体が確認された模様。橋田信介氏はベトナム戦争湾岸戦争カンボジア内戦、アフガン戦争などを取材された歴戦の戦場カメラマン。小川功太郎氏は橋田氏の甥にあたる。

1ヶ月前の4月30日、橋田氏はまだ当時騒がれていたイラク人質問題関連でテレビ朝日報道ステーション」に出演。自身の戦場取材の経験を振り返って、「俺がつかまったら政府や世間に助けてくれなんて言うな」と奥様に言ったら、「あたしと何年つきあっているのよ」と言われたとうエピソードを笑って紹介し、戦場ジャーナリストの覚悟の一端を示されていたのがすごく印象に残っている。そのあと「朝まで生テレビ」で一緒に出演していた安田純平さんに「やはり判断に甘さがあった」と、言葉は厳しくとも諭すように発言されていたのも思い出される。現場で幾多の経験を積んでこられた重みのある言葉だった。正直なところ非常にショック。

Yahooニュース
20040528:現地病院で邦人と見られる2遺体確認  
20040528:家族ら「無事でいて」 2邦人銃撃
20040528:危険覚悟の取材現場 「事件」相次ぎ厳戒
20040528:改めてイラク退避を勧告=邦人襲撃で外務省
20040528:<イラク日本人殺害>「信じられない」 橋田、小川さん家族
20040529:<イラク日本人殺害>小川さんは襲撃後射殺?、車から2遺体
神戸新聞
20040530:現場主義受け継ぐ イラクで拘束の安田さん 神戸で講演
勝谷誠彦の××な日々。
■2004/05/01 本日集会の田口さん子息と今井クンをつい比較。
■2004/05/28 イラク日本人襲撃情報に橋田さんの顔平静なき更新。
■2004/05/29 美談仕立て政治家利用だけはさせぬ私が見ている。
■2004/05/30 夕暮れのメコンの土手に二人は笑いながら座っている。
■2004/05/31 川崎二郎なる政治屋よ自己責任とは何か教えてやる。


【前サイトでいただいたトラックバック
●2004/05/28 北国の自称カメラマン日記:http://blog.goo.ne.jp/sapporo-photo/e/b8c10ad888913707ca99f83ed85c14e2

橋田信介氏が亡くなったようだ。 DNAなどの鑑定は未だのようだが、状況的に間違いないようでる。自分が、そう確信したのは昼のニュース番組を見て思った。それは、あのジャーナリストの「勝谷誠彦」氏が黒いスーツで番組に出演していたのを見て、かなりまずい状況な

●2004/05/29 ☆煩悩ぶろぐ☆:http://blog.goo.ne.jp/kekeke_kill/e/145bf33ae5a4af68dfc236549aeed892

報道ステーションもさすがに昨日は高視聴率だったろうね。うちも当日観てた一人として気にはなってたよ。古舘もネクタイ姿で橋田さん報道(スポニチ) 正直、(新鮮なネタが出来て)よかったって喜んでる関係者がいそうで怖い。さすがに政府関係者には居ないと思うが。

●2004/05/29 数学屋のメガネ:http://blog.livedoor.jp/khideaki/archives/737451.html

イラクでまた二人の日本人が犠牲になった。ベテランの戦場ジャーナリストの橋田さんが犠牲になったことの意味を考えたい。橋田さんに関しては、これまでの実績から言って、その危機管理を批判できる人はいないだろう。橋田さんほどの知識も技能も持っている人でさえ避け

●2004/05/30 たまり’Bar:http://blog.livedoor.jp/tama_liver/archives/731637.html

イラクで、フリージャーナリストが犠牲になった。外交官2人が、犠牲になったのに続く死者である。 どのような慎重な人でも、経験豊かな人であろうと避けられない危険は常にある。「安全な」紛争地や戦地などない。最初から経験者である人は居ない。危険な国