イラク人質事件:自衛隊の撤退は困難に

とうとう最初の人質放送で要求されていた自衛隊撤退期限の3日が過ぎた。とりあえずまだ何も動きはないようだ。もう寝なければ明日がツラいなぁ。
まる激でも多少触れられていたけど、今回のイラク日本人人質事件で重大な影響と思われることをコラムニストの勝谷誠彦氏が自身のWebサイトの4月10日更新分で書いているので、遅まきながら一部を抜粋して紹介したい。

今の状況での撤退決定は「テロリストに屈する」という世界人類全体に対する罪を犯すことになるのである。日本は今後一世紀国際社会から相手にされなくなるであろう。重大な皮肉を指摘しておく。今回あの3人がかかる行動をとらなければあるいは「自衛隊は撤退できた」かもしれないのである。しかし3人がテロリストに関わったために自衛隊の撤退は「テロへの屈伏」を意味することとなりこれで退路は完全にたたれたのである。お仲間の3人を助けるために自衛隊は引けと街頭で騒いでいる頭の中に桜が咲き誇っている方々よ。そのお3人こそがあなた方が願っている自衛隊撤退の可能性を完膚なきまでに消してくれたんですよ。おわかりですか?
(2004/04/10:『戦後の「日本の最も長い3日間」。』より一部抜粋)

アメリカの占領統治とともに自衛隊派遣もいまや泥沼化必至だなぁ・・・。