W杯アジア一次予選 日本vsオマーン

2月に入って緊張感が高まってきていたことは何度もこの日記で言及してきたわけだけど、初戦にしてすでにすさまじい緊張感と腰が抜けそうな歓喜の脱力感。
サッカーでは引き分けでよいという考えで試合をするのと勝たなければならないと試合をするのではまったく試合が変わってくる。もちろん後者のほうが圧倒的に難しい。ご存知のように一次予選は4チーム中1チームしか上に抜けられず、実質日本とオマーンの争い。オマーンの戦略としては、日本に勝つのは難しいのはわかっているので?アウェー(今回)で守備を固めて引き分け、?ホームで引き分けて他の試合での得失点差で日本を上回る、あるいはホームでなら日本に勝てる可能性がある、という考えだったはずだ。とすると今日の日本の結果が引き分けか勝利かでは天と地ほどの差があった。つまり引き分けなら一次予選敗退の可能性が出てきていたのだ。一次予選敗退の可能性が頭をよぎってしまうようなそんな状況の中、形はともかくこの勝利の意味は非常に大きい。
それにしてもさすがW杯予選。親善試合ならチャンスをはずしてもパスミスしてもなんとも思わないのに、本番だから惜しいシーンや凡ミスには見ていて声が出る。「あのときああしていれば」とあとで思っても取り返しがつかない試合だからプレー一つ一つの重さが違う。ゴール前での時間の密度が違う。1点を取ることの価値がまったく違う。ぐったり疲れた。
日本 1-0 オマーン
http://www.sponichi.co.jp/soccer/japan/full/result/2004/0218/index.html