オーケストラ・エレティール第34回定期演奏会

お招きに与ったので、荻窪にある杉並公会堂で開催されたオーケストラ・エレティール第34回定期演奏会に行ってきました。
オーケストラ・エレティールは電気通信大学管弦楽団および白百合女子大実践女子大弦楽合奏団の卒業生を中心に結成されている団体。指揮者は新田エリ氏。演奏された曲目は以下の通り。

モーツァルトの曲はどこかで聴いたことがあるようなないようなモーツァルトっぽい曲でした。その他2曲は知りませんでした。
杉並公会堂は2階席にオーケストラを後ろ側から見れる席があり空いていたので途中で移動してみたのですが、後ろから見る光景はとても新鮮でした。

『東京流れ者』鑑賞

東京流れ者鈴木清順監督の作品『東京流れ者』(1966)を鑑賞。『殺しの烙印』(1967)と並ぶ鈴木清順監督の代表作にして、渡哲也がそのイメージを確立した作品とのこと。以前蓮實先生のトークイベントで抜粋されて上映された(ラスト)シーンを見たときはどんなトンデモ映画なんだと思ったりもしましたが、実際観てみると意外とちゃんとした(?)任侠映画でした。
渡哲也演じる足を洗った任侠の徒が「俺が居たら騒ぎが起こってしまう」ということで東京から各地に流れていく物語。ついには親子のように信頼していた元・親分にも裏切られ、その真偽を確かめるべく再び東京へ。『殺しの烙印』よりはストーリーがしっかり把握できますw 件のラストシーンは鈴木清順監督ならでは。美学が貫かれているようであり、トンデモっぽくもあり、一見の価値ありかも。作品内で何度も流れる「東京流れ者」のメロディは1度見ただけで完全に憶えさせられますw あと二谷英明演じる兄貴が渋すぎですw