『蒼天航路』連載完結

蒼天航路 (1)講談社のモーニングに連載されていた『蒼天航路』(原案・李学仁、漫画・王欣太)が今週でついに最終回ということで完結しました。『蒼天航路』とは中国・三国時代の人物・曹操を主人公とした三国志のマンガで、この10年毎週読み続けて参りました。


「人はいずれ死ぬ」
僕が初めて見た回のセリフはいまでも鮮明に記憶に残っています*1。物語中で初登場の美髭団の頭目*2が鬼嚢*3と初めて対面したときのセリフでした。その後しばらくしてコミック1・2巻が同時発売され、すぐに購入したのを憶えています。
三国志」という歴史の手垢にまみれた物語に新たに命を吹き込み極上のエンターテイメントに変えた当作品の功績は計り知れない、と個人的には思っております。圧倒的な世界観とプロットの卓抜さ、そして描かれたキャラクターはみな姿勢がよく独自の身体の挙動・所作は緊張感と躍動感が溢れたすばらしいものでした。長期の連載お疲れ様でしたと思うと共に次回作も期待しております。

*1:コミック3巻収録

*2:作品内の関羽雲長。

*3:作品内の劉備玄徳。