ABCで会いましょう

蓮實重彦氏のトークのため青山ブックセンターに行った。入場者には「ABCで会いましょう」という冊子が配られ、青山ブックセンター再建に著名人が声援を寄せていた。掲載順に青山真治氏(映画監督/作家)、荒木経惟氏(写真家)、糸井重里氏(コピーライター/エッセイスト)、池澤夏樹氏(作家)、いしいしんじ氏(作家)、大竹伸朗氏(画家)小澤征良氏(作家/エッセイスト)、柴田元幸氏(アメリカ文学者/翻訳者)、嶽元野ばら氏(作家)、都築響一氏(編集者)、豊崎由美氏(書評ライター)、穂口譲二氏(写真家)、蓮實重彦氏(映画評論家/文芸評論家/フランス文学者)、細江英公氏(写真家)、枡野浩一氏(歌人)、佐内正史氏(写真家)、森山大道氏(写真家)、よしもとばなな氏(作家)。
蓮實重彦氏もトークの前に「あたかも何事もなかったかのようこの場が持たれるというのが日本のすばらしさではないかと思うけれども、背後においては何事もなかったはずはなくさまざまなことが行われてこのような場が持たれることになったのだと思います。その様々なことが今後この書店にとっていい方向に進むよう心から期待したい」と言っていた。今回の蓮實重彦氏のトークイベントを含めていくつかのイベントが青山ブックセンターリニューアルオープニングイベントとのこと。その期間のイベントで配布されているのだろう冊子は、青山ブックセンター閉店の報に悲しみ、営業再開の報に喜んだ人がいかに多かったかを物語るものだった。